1. 【旭化成ホームプロダクツ】現場の抵抗を減らすグリストラップ清掃ツール
旭化成ホームプロダクツ株式会社は、「サランラップ」「ジップロック」「クックパー」の家庭用品のイメージが強いですが、今回の見どころの中心は、「グリストラップ商品群」。
グリーストラップは、飲食店・惣菜調理場・スーパーのバックヤードなど、厨房を持つ現場には必ず設置されている一方で、
「掃除が大変「臭いがきつい」「できれば触りたくない」作業として敬遠されがち。この負担を段階的に軽減する3点セットを旭化成ホームプロダクツからご提案。
まず、ゴミ受けカゴに装着するグリストネット。横方向によく伸びて掛けやすく、縦には伸びにくいため、重くなった残渣を持ち上げる際も作業がしやすい設計です。
次に、油を吸着するグリースクリーン。浮かべるだけで使用でき、1枚で約1kgの油を吸着可能。
さらに注目したいのが、月1回程度のメンテナンスを想定した残渣すくい用アイテムのすくいん棒です。
従来は、かがんで直接作業する必要があり、臭いや負担が大きかった工程を、立ったまま作業できる点が大きな特長。サイズも大小2種類用意されており、グリーストラップの規模に応じて選べます。
2. 【弘進ゴム】転倒事故・異物付着対策は従業員の足元から
弘進ゴム株式会社は、宮城県に本社を置き、食品工場や厨房などの現場で使用される長靴・厨房シューズを長年手がけてきたメーカーです。
見どころの1つは、異物が詰まりにくく、洗浄性にも優れた「ハイブリーダー」シリーズ。
最大の特長は、弘進ゴム独自のクリーンウェーブソール。
一般的な細かい溝のソールでは、床面の肉片や野菜くずが詰まりやすく、結果として異物を持ち歩くリスクが生じますが、このソール形状は目詰まりしにくい構造を採用。
耐滑性能も最高レベルをクリアしており、安全衛生と現場の作業効率、両方を重視する食品工場向け提案です。
さらに長時間作業を支える新型厨房シューズ「シェフメイト」シリーズも注目の1つ。クッション性と耐滑性に優れ、従業員満足度の向上につながります。
先芯が入ったタイプもあり、厨房から食品工場まで幅広い現場に対応可能。人手不足の中で、従業員満足の向上は今後のカギになるかもしれません。
3. 【幸商事】省人化・時短を実現する新しい床洗浄提案に期待高まる
幸商事株式会社は、花王プロフェッショナルサービスの業務用製品を中心に取り扱う販売代理店として、飲食店・食品工場などの現場課題に寄り添った衛生関連の提案を行っています。
1つ目の見どころは、泡で塗布して放置→洗い流すだけで床清掃と除菌が同時に行える床用洗浄剤「クイックマスター 床用クリーナー」の提案です。
「従来30分かかっていた作業が、実作業時間約15分に短縮」「広い床面積の現場でも、複数人作業が1人で完結」「泡切れが良く、節水・水道コスト削減にも寄与」といった定量的メリットも大きなポイントです。
もう1つの注目ポイントが、発売を2月に控える新型床用クリーナーです。最大の特長は、塗布するだけで清掃が完了し、洗い流し不要という点。
日常清掃において「すすぎ作業が不要」になることで、さらなる時短・省力化を実現することが期待されます。
「これまでの床清掃の常識が変わる」そんな日も近いかもしれません。本商品は、発売後パックタイムスにて幸商事株式会社より詳細をご紹介いただきます。
4. 【三甲】作業現場の効率化を徹底追求 物流が抱えるリアルな課題を解決

三甲株式会社は、パレット、折りたたみコンテナ、台車など、プラスチック製物流資材を幅広く展開するメーカーです。
展示内容の中で注目の商品1つ目は、ポリプロピレン素材を用いた保温・保冷ボックス。
見た目は発泡スチロールに近いものの、欠けや割れが起きにくく、摩耗粉が出にくい点が大きな特長です。
これにより、食品物流で懸念されがちな異物混入リスクを低減しながら、繰り返し使用できるリターナブルな運用が可能になります。
さらに、側面・底面にウレタン断熱材を使用したハイグレード仕様の保温・保冷コンテナも注目の商品。
冷蔵・冷凍品の温度管理性能をさらに高めつつ、未使用時は約半分のサイズに折りたためる構造が特長です。
常温品用コンテナとの段積みに対応しているため、複数温度帯の混載輸送を現実的に実現。トラック台数削減、保管スペースの有効活用といったコスト・省人化効果も期待できる商品です。
5. 【信越ポリマー】環境配慮と使いやすさを両立した業務用ラップ提案
信越ポリマー株式会社は、スーパーのバックヤードや飲食店・ホテルの厨房など、プロの現場で日常的に使用される業務用ラップフィルムを手がけるメーカーです。
ブースの中心で紹介されていたのが、「ポリマラップRV」です。
この製品は、バイオマス原料を10%配合し、第三者認証(ZOLA認証)を取得したハンド用塩ビラップで、業界内でも先駆的な取り組みとして紹介されていました。
注目すべきは、環境配慮型でありながら「高い透明度」「優れた密着性」「柔軟性・引き出しの良さ」といった、従来の業務用ラップに求められる基本性能をしっかり維持している点です。
「数値的にも問題なく、すでに大手スーパーでの採用実績もある」とのこと。「環境対応=性能妥協ではない」イメージの浸透に期待したい商品です。
6. 【ニイタカ】泡で出るアルコールと袋タイプ洗剤に注目 デモで伝える清掃提案
株式会社ニイタカは、業務用洗剤、洗浄剤、固形燃料を製造するメーカーで、汚れの種類や作業動線を確認したうえで洗剤や運用方法を提案いただける点が特徴でもあります。
展示内容の中で1つ目の見どころは、ウイルス対策製品としてシリーズ展開されている「ノロスターシリーズ」の中の「セキュアフォーム」です。
この製品の最大の特長は「アルコール製剤でありながら泡状で吐出されること」「洗浄成分を配合しており、除菌・ウイルス対策と同時に汚れも落とせること」。
ブースでは油汚れを着色したデモが行われ、泡が「どこにかかっているか」が一目で分かり、なおかつベタつき汚れがしっかり落ちる様子が視覚的に示されていました。
「洗剤で拭く → 乾拭き → アルコールで除菌」という工程が一般的ですが、この製品であればアルコールを吹きかけて拭くだけ。人手不足が深刻な現場にとって、作業工程を減らせるのは大きなメリットです。
2つ目の見どころは、定番洗剤を袋タイプ(パウチ)で供給する提案です。
「ボトル在庫に比べて保管スペースを大幅に削減できる」「軽量で持ち運びしやすく、バックヤード作業の負担を軽減」「専用ボトルの水量ラインに合わせるだけで、誰でも同じ希釈倍率を再現可能」
といった現場が持つリアルな課題の解決につながることが期待できます。
7. 【パックタケヤマ】PFASフリー対応で広がる食品用紙袋の新提案
株式会社パックタケヤマは、愛知県を拠点に、食品対応の紙袋を中心とした包装資材を手がけるメーカーです。印刷から加工、梱包までを一貫して行える体制を強みとしています。
今回の展示の目玉となるのは、PFAS(有機フッ素化合物)を使用しないPFASフリーの耐油紙袋シリーズです。
パックタケヤマでは、従来の耐油加工に使われていた原材料の製造終了という背景も踏まえ、すでに約15種類の既製品のラインナップを展開をしていました。
来場者からは「ニュースでPFASという言葉は聞いていたが、包装資材と結びついていなかった」という声も多く、情報の浸透が今後のカギになるかもしれません。
さらに、株式会社パックタケヤマは、食品に直接触れる内袋だけでなく、外装となる紙袋まで含めて一貫対応できる点も大きな強み。
印刷から加工までを自社で行えるため、用途や要望に応じた柔軟な提案が可能であり、「相談しやすいメーカー」として今後の展開が楽しみです。
8. 【丸善化工】現場の「困った」から生まれた、付加価値型・衛生消耗品の提案
株式会社丸善化工は、食品業界向けの衛生・清掃関連消耗品を中心に展開するメーカーです。顧客の声を起点にした“付加価値商品”の開発を強みとしています。
ブース内で注目したい商品1つ目は、「落ちますポンジシリーズ」です。食品業界向けに開発された本製品は、異物混入対策に配慮した設計が特長。加えて、ブラシ付き構造により洗浄力が高いのもうれしいポイント。
開発のきっかけは、スーパーマーケットから寄せられた「異物対策に適したスポンジが欲しい」という現場の声。改良を重ねて完成したこの商品は、現在ではスーパー、外食、給食、食品工場など幅広い業態で採用されています。
もう1つ注目したいのが、ユニークなネーミングも印象的な「オイルびっくりクロス」です。
この製品は、水に濡らして絞り、拭くだけで油汚れをしっかり除去できる業務用クロス。「表面の汚れは落ちても、触るとヌルつきが残る」そんな現場の不満を解消するために開発されました。
水に濡らすことで繊維が立ち、油を絡め取る特殊構造を採用している点が大きな特長です。汚れは繊維の表面にとどまるため、流水で簡単に洗い流すことができ、繰り返し使用が可能。
耐久性も高く、人手不足の現場でも「誰でも簡単に使える清掃アイテム」としておすすめの商品です。
9. まとめ:「消耗品・衛生・備品」個性が光る現場へのアプローチ
今回は、FOODBIZ SUMMIT 2025のブロンズパートナー企業8社のブースの様子をお届けしていきました。
それぞれの消耗品・衛生・備品メーカーが提案する現場が抱える課題へのアプローチの個性が光る展示内容が印象的です。
各企業の今後の展開に注目が高まります。
